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2007.12.16 (Sun)

生活保護の不正受給に関して

前記事:生活保護、都市部減額し地方増額 一律引き下げは見送りの関連で。

ネットで見ていて、「生活保護の不正受給」のブログ記事が目についたので。

少し見てみたところ、二つのネットニュース記事を見つけた。

【More・・・】

生活保護費:不適切受給が151件、1億4885万円 千葉市、議会で公表 /千葉より。

千葉市は11日、生活保護の要件を満たさないのに受給を続けるなどの不適切なケースが、04年度から06年度までの3年間で151件あったことを明らかにした。支出された保護費の総額は約1億4885万円に上り、市は順次返還を求めていく方針。


ちなみに

受給後に発生した労働収入や年金などの不申告が原因


(同市の場合)単身世帯の場合で約12万円(月額)となっている。同市内では10月現在、8656世帯(1万2486人)が受給している。

 とのこと。

生活保護の不正受給 高松市より。

一億七千二百万円。先ごろ、会計検査院の調べで判明した高松市の生活保護の不正支給額だ。件数はわずか四十五件だが、額は全国最大規模。


不正と認定された被保護世帯は傷病・傷害二十八世帯、高齢十世帯、母子家庭三世帯、その他四世帯で、不正受給の内容は▽年金の未申告十件▽就労収入の未申告二十四件▽就労収入の過少報告十一件。


四十五件という数字は高松市の被保護世帯数のわずか一・五%。




~~~~~
「不正受給」はあってはならないことだし、受給者自身や市区町村できちっと調べなければ成らない問題だと思う。

でも、私は「だから生活保護を廃止すべき」とは思っていない。
セイフティ・ネットは必須で・・・・むしろ「水際作戦」のような、「希望者が受給できない」又は「必要な人が受給を受けられない」ことの方が問題と、思っている。

~~~~~~
参考リンク:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』生活保護

困窮者の悲劇より、贅沢な受給者告発すれば?そうしないと、説得力無いですよ
生活保護引き下げ 受給者、悲鳴と不安

腕と頭があれば生きていけるはずだ
不正受給関連コメント考察
・ワーキングプア・・お玉の許せないもの
EDIT  |  11:15  |  ちょい真面目<福祉>  |  TB(0)  |  CM(12)  |  Top↑

Comment

♪両方やらないと

生活保護が必要なのに受けられない人もいますし、
必要がないのに受けている人もいます。
さらには受けた金を全て遊興費(ホスト)に費やす人もいます。
全部支給する側でしっかりとチェックするべきです。
後は、受けている人が、そこから抜け出すための自分自身の努力と、
社会の受け入れ体制ががあればいいんじゃないかな。
受けることで甘えてしまう人も多いですよね、そうすると私なんかは、無性に腹が立ちますね。
でもそんな家に子供がいると子供だけでも何とか助ける制度が欲しいなあとは思いますね。
黒羊 |  2007.12.16(日) 11:23 |  URL |  【コメント編集】

45件で1億円・・・

そんだけあれば、他の「本当に必要な人」を倍は救えるでしょうに・・・

こういうの無くすのが先決でしょう。

減額云々と言うのがすんなり通る理由がここにあるわけですから・・・


http://blogs.yahoo.co.jp/naomi_shararan1998/28328801.html
これはどう?

ぬくぬく |  2007.12.16(日) 12:44 |  URL |  【コメント編集】

♪月額16万円・・・

交通費とか、会社に通うための費用引くと・・・・・
私の給料の方が少ないような  ・゚・(つД`)・゚・

その一方、給付金を止められて、「おにぎり食べたい」と言いながら餓え死にした人もいるしな~
Nyarlathotep |  2007.12.16(日) 13:34 |  URL |  【コメント編集】

♪黒羊さんへ。

コメントありがとうございます。

確かに、おっしゃる通りと思います。
○支給する側のチェック機能の強化。
○自分の努力を促すような施策。
○社会の受け入れ態勢。
どれか一つだけ取り出して行うものではない、どれも必要と思っています。

>子供だけでも何とか助ける制度
現行だと、児童相談所、でしょうかね・・・・。
http://www.eft.gr.jp/resourcebk2003/services/jisou.htm

でも、親がいるわけですから。
「できれば親と一緒」というのが、子どもの成長には一番ですもの。
アカリ |  2007.12.16(日) 22:43 |  URL |  【コメント編集】

♪ぬくぬくさんへ。

コメントありがとうございます。

http://planetnine.blog97.fc2.com/blog-entry-805.html#comment1590
にも書かせていただきましたし、黒羊さん宛てのコメントにも書かせていただきましたが。
「まず不正受給をなくす」というよりは、「不正受給をなくす」「本当に必要な人に受給できるようにする」双方が必要・・・・その為にしっかりチェックすることが必要かと思います。

ご提示の記事ですが・・・・具体的に考えておられるのが素敵だなあと思って、拙記事にもリンクを貼らせて頂いております。

私は、「受給家庭の公開」「施設の収容」には反対です。その人自身だけでなく、何も知らない子どもへの差別を助長する可能性があるからです。
「現物支給」についてはいいアイディアと思います。
(又、該当記事にもお邪魔して参りますね。)
アカリ |  2007.12.17(月) 00:14 |  URL |  【コメント編集】

♪Nyarlathotepさんへ。

コメントありがとうございます。

んと・・・・「月額16万円」は、親一人子ども二人(都市部)や親二人子ども一人(都市部)のモデルケースです・・・・。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/seikatuhogo.html

一人の場合は、それよりは低くなっています。(例:高齢者単身(地方郡部等)6万円)
ただ、「地方が低すぎる」「複数になると手当てが多すぎる」というものはあるらしいです・・・・もっとも、私自身は計算してはいないので何とも言えない、のですが。

「不正受給」の問題と、生活に困窮している人たちの問題。
差が激し過ぎる感はありますね。
アカリ |  2007.12.17(月) 00:21 |  URL |  【コメント編集】

♪親は必要だけれど

>「できれば親と一緒」というのが、子どもの成長には一番ですもの。
でもどうしようもない親と一緒にいてその子のためには絶対にならない。
「親はなくとも子は育つ」とも言いますし、
「産みの親より育ての親」とも言います。
子供ができなくて悩んでいる人にも考えてもらいたいです。
子供は社会全体、国として宝だと思うんですよね。
ちょっと逸れちゃいましたね。
黒羊 |  2007.12.17(月) 13:03 |  URL |  【コメント編集】

♪「どうしようもない親」とは?

黒羊さん、お返事遅くなりました。

>でもどうしようもない親と一緒にいてその子のためには絶対にならない。

意味としては同意しますが・・・・では「どうしようもない親」とはどんな親か?で、困ってしまうのです。
私は、「子どもを慈しまない親」がどうしようもない親だと思ってはいます。
でも、「金銭的に不自由」ということが「どうしようもない親」という視点もありうる訳で。

「親が貧乏で子どもが優秀なら、子どもを親から離し、子どもにいい教育を受けさせるべきだ。」と言っていた友人(あ、ネットの友人です)との話を思い出しました・・・・。
子どもが社会全体から愛情を受けられるのなら、子どもを伸ばす方法の一つかな?とも思いはしましたが、日本は血縁社会と思いますので、この意見にはなじめませんでした。
『子供は社会全体、国として宝』とは思います。
ですが、その「子育て」の責任が個人にのみ向けられ、国として、地域としての「眼」はどうだろうか?という点ではまだまだとは思うのです。
http://planetnine.blog97.fc2.com/blog-entry-795.html#comment
の話を思い出しました・・・・。国・地域の「子育てへの関心」は、子育て中の身としてはいろいろ感じるところはありますので・・・・)

「脱線」は気にしていませんよ。
話が広がるのも、好きです。
アカリ |  2007.12.22(土) 01:11 |  URL |  【コメント編集】

お金がないことは、別に悪いことではないですよね。
問題があるとすると何故お金がないかですが・・・。
まあ親の無能のためにお金がないと言うのをここではどうしようもない親としましょう。もちろん金があってもどうしようもない親とも子供は引き離した方がいいと思いますが。
>日本は血縁社会
なんかそんな価値観が蔓延しているようですが、
過去の歴史上の人物を見ても、養子なんてのは普通にあるわけですし。
血より名前だったはずなんですがね。
>国として、地域としての「眼」
アカリさんは、地域の人としての眼で、そういう事情があって里子や養子になった子に違和感を感じてしまいますか?私にはそういうのはないですね。

ちなみに、私は幼稚園に入る直前まで、父親の事業失敗により、
超ど貧乏生活を送っていましたが、食べ物に困ってたので、母親の実家で世話になったりしていましたね。小さすぎてよく覚えてませんが、相当ひどい生活に陥ってたらしいです。

で話を戻して、いろいろなパターンを出していけば、例えば貧窮の救済方法でもそれぞれの条件にあったものを出していけるんじゃないかな。ってアカリさんと話してて思いました。
黒羊 |  2007.12.22(土) 08:53 |  URL |  【コメント編集】

♪あにゃ・・・・。

>>日本は血縁社会
>血より名前だったはずなんですがね。

あ、そうですね、ごめんなさい。

意味合いとしては、「日本では、子どもは社会で育てるというよりは、家族で育てるものという意識が強い」という事で書かせて頂きました。
(言葉の選択が悪くてごめんなさい・・・・)

「血」であれ「名前」であれ、地域コミュニティよりは狭い枠、です。
そして、その枠の狭さを動向とまでは言いたくないのですが・・・・「子どもに手をかけてあげられる人」は枠が狭いと少なくなります。
そして、人数が少ないとそれだけ、「手をかける人」への負担が増えますし、子育てとしても偏りがちにもなります。
今の「核家族」における問題はそこに在ると思います。

>里子や養子になった子に違和感
そこまでは思っていません。
私が「血縁」の言葉を不用意に出したせいですね・・・・ごめんなさい。
血の繋がりがあろうとなかろうと、子どもを慈しむことのできる人が身近にいる事。それが子どもにとって必要に思います。
施設の場合。「子どもを慈しむ」人がいても、大勢の子どもを見ているので、その分だけは希薄になりがちだと、もどかしく思うことはあります。
だから余計、「親(これは血縁によらないものも含みます)」ならば子どもを慈しんで欲しいと思いますね・・・。
あと、親以外の方々のサポート、これも必要です。(子どもにとっても、親にとっても)
黒羊さんのご家庭の件ですが・・・・世話してくれる実家があった分だけは恵まれているなと思いました(勿論、皆様大変だったという前提ではありますが)。

「子育て」の件については・・・・私が「共働き・互いの両親にはなかなか頼れない」という事情ですので・・・・雑感を記事にしました。
http://planetnine.blog97.fc2.com/blog-entry-811.html
最近、それで余計にばたばたしていたもので。)

~~~~~~~~
>話を戻して
あら、戻りましたね(^^)

>貧窮の救済方法でもそれぞれの条件にあったものを出していけるんじゃないかな
そうですね。
「福祉施策」だけでなく、「企業への手立て」だけでなく、「子ども関連施策」だけでなく。
いろいろな手立てが講じられることが大切と、思っています。
アカリ |  2007.12.22(土) 14:23 |  URL |  【コメント編集】

♪内緒なのですが

わたしんちは、モデルケースより人数が多い・・・

ちなみに私も、子供の頃は貧乏でした。
ご飯に塩のお茶漬けや、きな粉をお湯で練ったの食べてた思い出が・・・
でも、不幸だとは思っていませんでした。

>では「どうしようもない親」とはどんな親か?
「幼い息子2人を自宅に残して1か月以上放置し、三男(当時1歳)を死なせたとして、殺人、死体遺棄、保護責任者遺棄の罪に問われた北海道苫小牧市、無職山崎愛美(よしみ)被告(21)」のような人物。かな?
Nyarlathotep |  2007.12.22(土) 23:29 |  URL |  【コメント編集】

♪あれ?「内緒」??

Nyarlathotepさん・・・・
いや、コメントした以上、「内緒」ではないですよ(^^;)。

>不幸だとは思っていませんでした。
「不幸」かどうかは、モノではなく心で感じるもの。
あたたかいご家庭、だったのでしょうね。

例示の件・・・・ネグレクト、ですね・・・・・
確かに「どうしようもない親」かも知れませんね。
アカリ |  2007.12.23(日) 05:17 |  URL |  【コメント編集】

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