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2008.08.31 (Sun)

「自閉症の特性理解と支援」を読んで~~1.要旨

藤岡宏「自閉症の特性理解と支援―TEACCHに学びながら」を、読んでみた。
講演会を一度聞いたことがあるのだけど、医師の立場から「自閉症児・者・家族や支援者」を支援している先生で、お話も分かりやすかった。
本の内容、学習中の私にとって、為になったので記事にしておく。
(耳慣れない言葉もあったので、それはこれから調べるつもり。)

感想文の構成。

自閉症の特性理解と支援」を読んで~~1.要旨(本記事)
自閉症の特性理解と支援」を読んで~~2.まとめとして


の、2記事。

要するに。

特性によって支援の方法を考える。(どのような障碍でもいえる)
何事も予防にまさる治療法はない。


ということ。


【More・・・】

◎「自閉症」という障害について
自閉症の3つの基本症状と考えられているもの

1)社会性の障害
  ・関わり方の<量>、<質>、<相互性>、受身的な対人交流に徹している
2)コミュニケーションの障害
・相手との意思疎通のためにことばを適切に用いることに大きな困難がある。
・単に視線を合わせられるかだけでなく、ある文脈の中で視線をコミュニケーションの道具として用いることができるかどうか。
3)こだわり
※こだわりを「示す」ためには、「力が育っている」必要がある。
Ex.「いつも家具が同じ位置に置かれていないと気がすまない」という<こだわり>には、「昨日家具が置かれていた位置の記憶」があり、「今日その家具の位置が昨日とは違っていることに気づくための力が育っていること」が前提となる。



自閉症と発達障害(DSM-Ⅳ―TRによる)
●PDD(広汎性発達障害)
 ・自閉症
 ・高機能自閉症:知的な遅れがない場合:標準化された検査で知能指数が70以上(知的な遅れがないと見なされる範囲)の場合。診断基準に「社会性の障害」「コミュニケーションの障害」「こだわり」の3つを必要要件とする。
 ・アスペルガー障害:知的な遅れがない場合。診断基準に「コミュニケーションの障害」に関係した項目自体が存在しない。
●AD/HD(Attention Deficit/Hyperactivity Disorder:注意欠損多動性障害)
 ・<不注意><多動性><衝動性>の3つを基本障害とする発達障害
 ・DSM-Ⅳ―TRでは、AD/HDであると診断するためにはPDDを除外する必要がある。

○「発達障害」という用語
平成16年「発達障害者支援法」(平成19年の文部科学省初等中等教育特別支援教育課通達「『発達障害』の用語の使用について」においても、この定義が使用されている。)
発達障害の定義「自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠損多動性障害、その他これに類する脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」

※「自閉傾向」という言葉は正式な医学用語にはない。だが、「自閉傾向」という言葉がつから選っている実態はある。どんな場合に使われるかは様々であるが、目の前にいる子どもの特性を理解し、より適切な支援を行うことが肝要であり、診断はその橋渡しとなるものである。

◎コミュニケーションについて
○受信をたすけるための工夫(TEACCHプログラム(※)を参考として)
構造化:自閉症の人たちの特性に沿って環境を整えること。
1)物理的構造化:場所を手がかりに環境の意味を整える
2)スケジュール:時間の見通しを持つ。
3)ワークシステム:活動の流れと終了後を知る。
   「左から右へ」の流れ       
4)視覚的構造化:見てすぐわかる。手順書、絵やテープなど
     「ジグ」:手がかり

○発信を助けるための工夫
●コミュニケーションは楽しい、と思えるように
・コミュニケートしようとする「心」を育む
・コミュニケーションの機会を作る
・楽に使いこなせる方法を身につけさせる
 
●確実に伝えられる方法を教える
・非言語性コミュニケーションの指導は、言語性コミュニケーションの発達を促進する。

※TEACCH(Treatment and Education of Autistic and related Communication handicapped CHildren)自閉症および関連領域のコミュニケーション障害児のための治療を教育。TEACCHプログラムは、1966年にアメリカのノースカロライナ大学でエリック・ショプラー教授によって創始された、自閉症者のための療育プログラム。ノースカロライナ州では10972年より全州規模で実施されている。


◎地域でともに暮らすということ
障碍を持つ人が地域の中で暮らしていくために

1)周囲の人が、彼(=障碍をもつひと)の苦手なことを穴埋めするような配慮をすること。
2)地域が求めるある種の約束事に、本人の側で応じる準備ができていること。
3)両者の関係をよく理解し、その間を取り持つ人がいること。(本文p.125より)



「小さな手品を、小さな町で」

<小さな手品>:構造化とか余暇のスキルとかの療育技法的な部分
<小さな町で>→まずは医療・教育・福祉の枠を超えた、あるいは当事者・援助者の枠を超えた、ネットワークが必要(本文p.134~135より)



~~~~~~
小さな地域で、まずは自分の出来ることから。
そうして、ネットワークを作り、拡げていくこと。
私が子育て支援の活動を見ていて、感じたことなのだけれど・・・・「支援」ということを考えるとき、それは必須なのだろう。

タグ : 教育 自閉症 TEACCHプログラム 特別支援教育

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