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2008.11.24 (Mon)

全国学力テスト:開示に「配慮」、知る権利を制約 鳥取県、報道規制視野に条例改正へ

全国学力テスト:開示に「配慮」、知る権利を制約 鳥取県、報道規制視野に条例改正へ より

鳥取県が全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)に絡み、教育的配慮を理由に県情報公開条例を改正し、開示したデータの使用を制限する配慮義務規定を新設しようとしている。ネットや新聞が主な規制対象だ。これに対して県内外から「知る権利を制約する」として反対の声が上がっている。


関連ニュースを見ていて、欠けているな、と思った視点。
それは、もともと「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」は、公開を前提としていなかった点。

【More・・・】

平成20年度全国学力・学習状況調査の結果の取扱いについて(通知) より。

実施要項(2)
 i)本調査の実施主体が国であることや,市町村が基本的な参加主体であることなどにかんがみて,都道府県教育委員会は,域内の市町村及び学校の状況について個々の市町村名・学校名を明らかにした公表は行わないこと。なお,個々の市町村名が明らかにならない方法で公表することは可能なこと。
 ii)市町村教育委員会は,域内の学校の状況について個々の学校名を明らかにした公表を行わないこと。(以下略)



鳥取県教委は、文部科学省の方針と「知る権利」との板挟みになっているだけ。
こういう類の話は、他の地域でも十分に起こりうる問題ではあるのだ。

現状。
学力テスト開示、鳥取県が条例案より、全文引用。

鳥取県教育委員会は22日、来年度以降の全国学力調査の市町村別と学校別の結果を情報公開請求に対して開示するための情報公開条例改正案をまとめた。開示データの取り扱いについて「学校の序列化、過度の競争等が生じることのないように使用」するという努力目標を盛り込んだ。26日に県議会に提出される見通し。

 改正案は、県独自の学力テストを学級別結果まで開示すると定めた部分を、全国学力調査にも適用できるようにする内容で、データ利用については2度修正された。

 「特定の学校または学級を識別できる方法による公表、提供をしてはならない」との「制限」を定めようとしたところ、委員から批判を受けて「配慮する責務」に緩和。それでも、開示データの使途に制約を加えるのはおかしいとの指摘があり、最終的に「使用に当たっての配慮」という努力目標に改めた。

 一方、県議会は先月、現行の条例のままで開示するよう求める決議を採択しており、改正案を修正、否決する可能性もある。


条例のままの開示だと、「特定の学校または学級の識別」が可能となる、ということだろう。

~~~~~~~
私は、「特定の学校または学級の識別可能」には反対である。
「学校の序列化」に繋がると思っているからだ。
「各学校の競争により、よりよい教育が可能になるかもしれない」という考えがあることは知っている。
ただ、「学校の学力テストの結果」というものが、ただ教員の質によるものだけではない(勿論、質による結果差も有るであろうことは認めている)、というだけだ。

そもそも教育の質が「学力テスト」で測れるか、というと、それだけではない。

また、教育とは、「学校」「家庭」「地域」でなされるものである。例えば、家庭的事情により学習困難となってしまう児童生徒もいる。「学校」の教育にのみ教育の質を求めるのは不十分である。

その辺りが置き去りにされたままの、「学校の序列化」には懐疑的にならざるを得ない。

そして。
教育毒本 学力テスト-失業率と成績との関係より。

学力は、教師の資質とか教育委員会がどうこうとかいう、そんなちまちましたもので
簡単にどうにかなるもんじゃない。

根本にあるのは地域の格差、家庭の経済力だ

だから本気で考えだしたら、この国の社会構造がどうとかいう話になってしまう。
それを語るのはこのブログの仕事ではないので、識者の方にお任せする。



この「地域の格差」「家庭の教育力」についての考察が深まるので有れば、「テスト結果公開」には「ショック療法」としての価値はあるかもしれない。
ただ、その方向に向かわない可能性は多分にある。
例えば、「学校選択」して、より結果のいい学校への通学を目指す、その結果学校の「格差」が生まれる→(低位の学校は人数減少→廃校)→子どもの人数の増えた学校では結果が悪くなっていく、という負のスパイラルを生み出す、というのは十分に想像できる。

~~~~~~~
この関連ニュースを、気にして見ていきたいと思う。

タグ : 教育 全国学力調査 学力テスト 学力

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